リードに慣れる

子犬期に行う 装着 1週目(首輪に慣れた後)
目的
安全な散歩の前提。引っ張り・パニックを防ぐ馴致。リードを噛んで遊び道具にしないことも含む。
始める目安
1週目(首輪に慣れた後)

用意するもの

  • 軽くて丈夫なリード(細いナイロンは噛みやすいので避け、やや太め・革や平織りを選ぶと噛みにくい)
  • おやつ
  • 噛んでよいおもちゃ/噛みごたえのあるもの(リードの代わりに渡す用)

進め方

  1. リードを見せて匂い→おやつ。道具に良い印象をつける。
  2. 首輪に付けて床に垂らし、気にせず動けるようにする。
  3. 軽く持って室内を一緒に歩く。リードは“たるませて”持ち、テンションをかけない。
  4. 犬がこちらを見たり横を歩けたら、リードではなく“歩いていること”をほめておやつ。
  5. 庭・玄関先で短く歩く。落ち着いて歩けたら褒める。

うまくいかないとき

リードを噛んで引っ張りっこ(タグ)にしてしまう

最大の原因は“噛む→飼い主が引っ張り返す/声を上げる=楽しい反応”が返ること。噛まれても引っ張り返さず、立ち止まって動きを止める(リードがつまらなくなる)。落ち着いたら歩き再開=歩く方が楽しい、を作る。

興奮・むずむずして噛みつく

散歩前から興奮しすぎていることが多い。出発前に一呼吸おく/おすわりで落ち着かせてから出る。噛みたい欲求は、噛んでよいおもちゃに“持ち替えさせて”発散させる。

口を離させたい

別のおやつやおもちゃを鼻先に出して“交換”で離させる(出してが役立つ)。口をこじ開けたり、リードを強く引き抜かない(余計に握る)。

歯の生え替わり期(4〜6ヶ月)で何でも噛む

むず痒さが原因のことも。冷やした噛むおもちゃを用意し、リード以外で噛む欲求を満たす。

ヒント

リードで“引っ張りっこ遊び”を一度でもすると「リード=おもちゃ」と学習する。遊びは必ず専用のおもちゃで。

慣らしレベル

いきなり完成形を求めず、「合格ライン」を満たしながら少しずつ慣らします。「先に終えるレベル」が書いてあるときは、それをクリアしてから進めてください。

Lv1 道具を「怖くない物」にする。
やること
  1. リードを手に持って見せる・においを嗅がせる。
  2. 近づいたら「Yes」→おやつ。
合格ライン
リードに自分から近づく、5回。
Lv2 付いている違和感を取る。
やること
  1. 首輪にリードを付けて、床に垂らす(まだ持たない)。
  2. リードを引きずったまま動けたら「Yes」→おやつ。
合格ライン
気にせず動ける、10回中8回。
Lv3 テンションなしで歩く感覚をつかむ。
やること
  1. リードを軽く持って、室内を一緒に歩く(引っ張らない)。
  2. パニックにならず数歩歩けたらOK。
リードをゆるくU字にたるませて持ち、犬が横で引っ張らずに歩いているイラスト
合格ライン
パニックにならず数歩歩ける、5回。
先に終えるレベル
リードに慣れるのLv2
Lv4 リードを“おもちゃ”にせず、歩く道具として受け入れる。
やること
  1. リードをたるませて持ち、歩く。噛もうとしたら立ち止まって動きを止める(噛む=つまらない、にする)。
  2. 口を離して落ち着いたら歩き再開(歩く=楽しい、にする)。引っ張り返さない・声を上げない。
  3. 噛みたがる時は、噛んでよいおもちゃに持ち替えさせて発散させる。
合格ライン
リードを噛まずに室内を1分歩ける、3回。
先に終えるレベル
リードに慣れるのLv3
Lv5 屋外でのリード歩行の前提。
やること
  1. 庭や玄関先で、リードを付けて短く歩く。
  2. 落ち着いて・噛まずに歩ければOK。
合格ライン
落ち着いて歩ける、3回。
先に終えるレベル
リードに慣れるのLv4

安全のための注意

リードを引っ張りっこの道具にしない。踏んで驚かせないよう長さを管理。

出典