犬のコマンド・命令 一覧
犬のコマンド(命令)を一覧でまとめました。「おすわり」はできた、じゃあ次は? —— おすわり・まて・おいでなどの基本から、生活で役立つ応用、協調ケア、トリック・芸まで。 全46コマンドを、土台 → 生活・応用 → 協調ケア → トリックの順に並べました。 基礎を覚えれば、応用はその組み合わせでどんどん増やせます。
全46コマンドを一覧で見る(早見)
① 土台・基本
すべての出発点。合図の通じ方と、おすわり・ふせ・まての基礎。
土台スキル 5
Yes(またはクリッカー)
すべてのトレーニングの最初の一歩。正解の瞬間を犬に正確に伝える道具を作る。
OK / フリー / ブレイク
「まて」「ハウス」などの停止系を“いつ終わってよいか”犬に伝える。停止系とセットで最初に教える。
(犬の名前)
注意を引き戻す全ての基本。名前は“こちらを見て・確認して”の合図であり、特定の動作の号令ではない。
Watch / 見て
他の犬や刺激の多い場面で、持続的に自分に注目させたい時。反応性の管理の基礎。
Touch / タッチ
誘導・呼び戻しの補助・苦手な物への慣らし・来客時の飛びつき回避まで使える万能スキル。
② 生活・がまん・おさんぽ
毎日の暮らしとお悩み解決に効く実用コマンド。
待つ・とどまる 5
Stay / まて
ドアの開閉時・来客時・食事の準備中など、その場で待たせたい時。安全行動。
Wait / 待って
ドアの前・車から降りる時・横断歩道。突進を防ぐ衝動制御。
プレイス / マット
来客時・食事中・犬にリラックスしてほしい場面。持ち運べる“安全基地”になる。
待って
玄関・門・エレベーターの前で、ドアが開いても勝手に出ない。脱走・交通事故・来客への突進を防ぐ、命を守る生活マナー。
ベッド / おうち
離れた自分のベッド/マットへ行き、解除まで伏せて落ち着いて待つ。来客・食事中・宅配対応など“その場から動いてほしくない場面”の決定版。プレイスと落ち着いてを組み合わせた実用形。
がまんを教える 7
Settle / 落ち着いて / リラックス
興奮している時・来客時・外出先。これは“姿勢”ではなく“本当に落ち着いた状態”を作る。
Leave it / やめなさい
拾い食い防止・他の犬への突進防止・落ちた薬や危険物の回避。安全行動。
Drop it / 出して / ちょうだい
危険な物を咥えた時・遊び中のボール交換・誤飲防止・資源ガード予防。
Off / オフ
人への飛びつき防止・ソファやカウンターから降ろす。
なし(飛びつかない“デフォルト行動”。座って出迎えさせる時は「すわれ」)
来客・出迎え・散歩中のすれ違いで人に飛びつかない。飛びつきの“代わりに”4本足/座を強化する。
ちょうだい
くわえた物を“手のひらに”渡させる。もってきて(持来)の仕上げや、回収・受け渡しに使う。地面に落とす「出して」と違い、手に乗せるのがゴール。
そっと
手からおやつを“歯を当てずに”やさしく受け取る。子ども・高齢者のいる家庭で指を噛まれる事故を防ぐ。給餌やトレーニング全体の安全マナー。
おさんぽマナー 2
生活スキル 6
ワンツー / トイレ
お迎え初日からの最重要管理。決まった場所・号令で排泄でき、外出や就寝の前に促せるようにする。
ハウス
安全基地・睡眠・留守番・移動(通院/車/災害時)の土台。号令で自分からクレートに入れるようにする。
もってきて / とってこい
投げた物を追い、くわえて手元へ持ち帰る。運動欲求の発散・雨の日の室内運動・知的刺激に最適。引っ張りっこやちょうだいとセットで完成する。
静かに / シー
吠えを“号令で止める”。来客・インターホン・要求吠えに。吠え自体を罰するのではなく、静かになった瞬間を強化して「静かに=良いこと」を教える。
(解除語)OK / ブレイク
ドアを開けても飛び出さず、解除語で落ち着いて出る。ハウス(入る)の対になるスキル。車・玄関・クレートからの“飛び出し事故”を防ぐ。
乗って / 降りて
号令で車に乗り、許可があるまで降りない。通院・旅行・災害避難の必須スキル。車を“怖くない・酔わない場所”にすることも含む。
③ 協調ケア
お手入れ・通院がぐっと楽になる、同意ベースのケア。
協調ケア 5
あご / チン
手のひらや膝にあごをのせて静止する。点眼・耳掃除・診察を“犬が自分の意思で受ける”ための土台。あごを離せば中断できる=犬に主導権を渡す協調ケアの中心。
あんよ / フット
前足・後足を自分から差し出して保持させる。爪切り・足ふき・肉球チェックを嫌がらず受けさせるための協調ケア。お手(trick)と違い“出して保つ”ことが目的。
ヨコ
合図で横向きに寝そべり、体を預けて静止する。診察・肛門腺・お腹や後ろ足のお手入れ・心音チェックが格段に楽になる、協調ケアの主役級スキル。
のって
低い台やマットに自分から乗り、その上で待つ。体重測定・トリミング台・足ふきの定位置・順番待ちに便利。動いてほしくない場面の“安心ポジション”。
くち
口輪(マズル)に自分から鼻を入れ、装着を受け入れる。通院・処置・災害時・他犬との安全確保に。正しく慣らせば“嫌な道具”でなく“良いことの合図”になる。
④ トリック・芸
基本を覚えたら、ここから。絆を深め、頭を使わせる“もっと”の世界。
トリック・芸 12
お手
差し出した手に前足をのせる定番の芸。教えやすく成功体験を作りやすいので、最初のトリックに最適。人との関係づくり・挨拶にも。
おかわり
お手と反対の前足を出させる。お手とセットの定番。左右の足を区別して出せるようになり、芸の幅と体の協調性が広がる。
クルッ
その場で一周回るトリック。教えやすく達成感があり、ウォームアップや気分転換にも最適。最初のトリックの定番。
ゴロン
ふせから横に一回転する人気トリック。お腹を見せられる=体を触られる信頼にもつながる。
タッチ
立てた手のひらに前足をパチンと当てる。お手の応用で見栄えがよく、挨拶芸に。
バイバイ
前足を宙で振る「さようなら」の芸。お見送りや撮影に映える。
おじぎ
前足を伸ばし胸を床に下げ、お尻は上げたままお辞儀する芸(プレイバウの形)。撮影映え&軽い準備運動にも。
バーン
「バーン!」の合図で横たわって動かない定番の芸。指鉄砲との組み合わせが人気。
ちんちん
おすわりから両前足を上げてバランスをとる芸。可愛らしさ抜群の定番。
おはなし
合図で1回吠える芸。「静かに」とセットで教えると、吠えのオン・オフを管理する練習にもなる。
バック
合図で後ろ向きに数歩下がる。芸としても、玄関や狭い場所で下がらせる実用としても便利。
さがせ
嗅覚で隠したおやつや物を探す“ノーズワーク”。頭と鼻をたっぷり使うので、退屈・ストレス・雨の日の発散に最適。