おでかけ

関東で愛犬と行きたい自然スポット|公園・海・高原のルールと準備

出典あり

山あいのハイキングコースを、リードをつけて人と歩く犬
Photo: David Shankbone(CC BY 3.0, Wikimedia Commons)

「自然の中なら、犬ものびのびできる」。そう思って出かけると、入口で止められることがあります。国立公園や湿原には、ペットの持ち込み自体ができない場所があるからです。尾瀬はその一つです。

入れる場所でも、条件は同じではありません。国営昭和記念公園はリードの長さを1.5m以下と定め、国営ひたち海浜公園は2m以内、混雑時は1m以内としています。伸縮リードは「必ずロックした状態で」。数字が施設ごとに違います。

この記事は、関東の施設の公式ルールを確かめたうえで、行ける場所の選び方、持ち物、そして帰宅後に必ずやるチェックを整理します。

自然スポットは3つに分かれる。ペット不可の場所、条件つきで入れる場所、ドッグランのある場所

この記事で学べること

  • ペットが入れない自然があること(尾瀬の例)
  • 施設ごとに違うリードの長さの決まり
  • 公園の中でも入れないエリア(日本庭園、乗り物、遊戯施設)
  • ドッグランで求められる証明書
  • 草むらのあとに必ずやるマダニのチェック

今日やることは1つ。 行きたい場所の公式サイトで「ペット」のページを開いてください。入れるか、リードは何メートルか、どのエリアが不可か。 この3つが書いてあります。

記事執筆における出典

自然スポットの情報は、ブログの体験談が中心になりがちです。この記事のルールは、すべて公式ページで確認したものです(2026年9月時点)。

  • 国営昭和記念公園(東京都立川市・昭島市) ── 公式「ペットを連れての入園」。誓約書、リードの長さ、進入できないエリア、ドッグランの必要書類
  • 国営ひたち海浜公園(茨城県ひたちなか市) ── 公式「園内でのお願い・持込禁止」。リードの長さ、伸縮リードの扱い、乗り物の制限、誓約書
  • 尾瀬(群馬・福島・新潟) ── 公益財団法人 尾瀬保護財団の「ルール・マナー」。ペット持ち込みについての記載と理由
  • マザー牧場(千葉県富津市) ── 公式「ワンちゃんをお連れの方へ」。入場料、リードの条件、ドッグラン
  • マダニ ── 東京都保健医療局の解説。生息場所と、咬まれたときの対応
  • 練習の中身 ── BAUDOGのおいで(呼び戻し)、まて(リーブイット)をもとに構成しました

ルールは変わります。 出かける前に、必ず公式サイトで最新をご確認ください。

数字で見る(公式で確認した条件)

施設公式に書かれている条件
国営昭和記念公園ペットの入園料は無料。ゲートで「ペット同伴誓約書」の記入・提出
国営昭和記念公園「リードの長さは1.5m以下にします」
国営昭和記念公園ペット不可は7か所(日本庭園/建物内/こもれびの里 農家エリア/スポーツエリア/貸しボート/サイクリングコース/パークトレイン)
国営昭和記念公園ドッグランは狂犬病予防注射済票と、3種以上の混合ワクチン接種証明。「発行日より1年以内に国内で発行された物(コピー・写真可)」
国営ひたち海浜公園リードは2m以内。「混雑時は事故防止のため、リードの長さを1メートル以内に」。伸縮リードは必ずロック
国営ひたち海浜公園シーサイドトレイン、プレジャーガーデン内の遊戯施設はペット同伴不可。入園口で誓約書に署名
尾瀬ペットの持ち込みは不可。「野生生物への脅威」「糞尿による影響」「伝染病などを伝搬させる恐れ」が理由として挙げられています

同じ「関東の広い公園」でも、リードの長さの指定は1.5mと2mで違います。 伸縮リードを使うなら、ロックできるものを選んでください。

リードの長さの決まりは施設ごとに違う。1.5m以下のところと、2m以内(混雑時は1m以内)のところ

1. まず「入れるか」を確かめる

自然スポットは、3つに分かれます。

区分例考え方
入れない尾瀬などの湿原、一部の国立公園の区域野生生物と感染症の問題。例外はありません
条件つきで入れる国営公園、牧場、海岸誓約書、リードの長さ、入れないエリアの指定
放して遊べるドッグラン(公園内・施設内)証明書が必要。リードを外せるのはこの中だけ

尾瀬保護財団は、ペットの持ち込みについて「尾瀬に生息する野生生物への脅威となったり、糞尿による影響、伝染病などを伝搬させる恐れがあります」と理由を書いています。マナーの問題ではなく、生態系の問題です。

「犬連れOKの穴場」を探さないでください。 入れない場所には理由があります。

3つの区分。入れない場所、条件つきで入れる場所、放して遊べるドッグラン

2. 入れる場所でも、中は分かれている

国営昭和記念公園の例が分かりやすいです。ペットは無料で入れますが、7つのエリアには入れません。

  • 日本庭園
  • レストラン・売店等の建物内
  • こもれびの里 農家エリア
  • スポーツエリア
  • 貸しボート
  • サイクリングコース
  • パークトレイン

国営ひたち海浜公園も、シーサイドトレイン(園内周遊バス)と遊園地の遊戯施設は同伴不可です。

つまり、園内の移動手段が使えないことがあります。 広い公園ほど、これが効きます。歩く距離を先に見積もってください。夏なら、日陰と水飲み場の位置も。

ドッグランを使うなら、書類が必要です。 昭和記念公園は狂犬病予防注射済票と3種以上の混合ワクチン証明で、どちらも1年以内。コピーや写真でよいと明記されています。スマホに入れておけば足ります。

公園の中でも入れない場所がある。日本庭園、建物内、乗り物、遊戯施設。ドッグランは書類が要る

3. 自然の中で、犬に起こること

しつけメディアとして書いておきたいのは、ここです。自然は刺激が多く、家でできていることが崩れます。

  • 拾い食いが増える。 落ちている木の実、キノコ、他の動物のフン。まて(リーブイット)が要ります
  • 呼び戻しが効かなくなる。 鳥や小動物の動きに反応します。おいでは、家より難しい条件で試されます
  • 草むらにはマダニがいます。 東京都は「マダニは山林や草むら、ヤブなどに生息しており」としています。春から秋は特に
  • 水辺は危ない。 流れの速さは見た目で分かりません。入れる場所かどうかを確かめてから
  • 暑さ。 木陰があっても、地面は熱いです。熱中症を防ぐを読んでから出かけてください

リードは短く持つのが基本です。 1.5mでも2mでも、実際に持つ長さはもっと短くします。すれ違う人や自転車があるところでは、足元に寄せてください。歩き方そのものはリードを張らない歩き方に書いています。

自然の中で起こること。拾い食い、呼び戻しが効かない、マダニ、水辺、暑さ

実践:持ち物と、帰宅後のチェック

段階やること
行く前公式サイトで「入れるか・リードの長さ・不可エリア」を確認
行く前証明書を撮影(狂犬病、混合ワクチン)。ドッグランに寄るなら必須
持ち物短めのリード(ロックできる伸縮リード)、水と器、うんち袋、タオル、おやつ
現地木陰と水飲み場の位置を最初に確認。移動手段が使えない前提で歩く距離を決める
帰りの車足を拭く。濡れた体はタオルで
帰宅後全身を触ってマダニを探す。 耳のうしろ、首、わきの下、内もも、指の間
帰宅後足の裏、肉球の間に切り傷やトゲがないか。目に草の実が入っていないか

マダニを見つけても、引き抜かないでください。 東京都は「無理に引き抜こうとするとマダニの一部が皮膚内に残ってしまい、炎症を起こすことがあります」としています。人の場合は皮膚科へ、犬は動物病院へ連絡してください。

帰宅後のチェック。耳のうしろ、首、わきの下、内もも、指の間。見つけても引き抜かない

自然の中で起きやすいこと、その場でどうするか

起きることその場でどうするか家でやっておく練習
呼んでも戻らない追いかけない。長いリード(ロングリード)をつけて練習に戻すおいで。呼んでも来ないの手順で
何でも口に入れるリードを短く持ち、歩く速度を上げる。落ちている物から離れて歩くまて(リーブイット)、拾い食いをやめさせる
他の犬に吠える進路を変え、距離をとってから通り過ぎる名前を呼んだら見る
途中で歩かなくなる暑さ・足の痛み・疲れを疑う。引き返す判断を早めに―
帰ってから足を舐める肉球の間を見る。草や砂利で傷ついていることがある―

自然は刺激が多く、家でできていることが崩れます。 できるかどうかを試す場所ではなく、できてから行く場所です。

相談を考える目安

  • マダニが体についている、または刺し口が残っている ── 動物病院へ連絡
  • 帰宅後に発熱、元気がない、食べない
  • 足を引きずる、肉球から出血している
  • 目を痛がる、しょぼしょぼさせる(草の実が入っていることがあります)
  • 水を飲んだあとに吐く、下痢をする ── 犬の下痢が続くときも参考に

自然の中でのトラブルは、帰宅後に出ます。 その日の夜と翌朝、様子を見てください。

最後に

関東には、犬と行ける自然がたくさんあります。ただし入れない場所があり、入れる場所にも条件があります。 リードの長さの指定まで施設ごとに違います。

今日は、行きたい場所の公式ページで「ペット」のページを開いて、入れるか・リードは何メートルか・どこが不可かを確かめてください。そして証明書をスマホで撮っておく。

出かける前の練習はおいでから。県ごとの情報は、千葉県で愛犬と行ける飲食店と千葉県で雨の日も遊べるドッグランにもまとめています。

出典