シニア期
新しく覚えるより、これまでの関係とケアを「無理なく続ける」時期。体の変化に合わせて負荷を下げ、認知機能の変化にも気を配る。協調ケアがいちばん役立つのもこの時期。
この時期のポイント
- 協調ケア(あご乗せ・足を出す)で、増える通院・投薬を穏やかに。
- 負荷を下げる:短い練習・低い段差・滑らない床。
- 認知機能の変化(夜鳴き・徘徊・粗相の再発)のサインを知っておく。
- できることを軽くおさらいして、頭の刺激と自信を保つ。
やるケア・お世話
体を触られることに慣れる 通院・お手入れ・健康チェックの土台。全身を触られても平気にし、正しい抱っこ・仰向けで安心できるようにする。 足先を触らせる 爪切り・肉球チェック・散歩後の足拭きの前提。足は犬が嫌がりやすい場所なので、毎日少しずつ。 口・歯を触らせる 歯みがき・口腔チェック・誤飲時の確認の前提。口まわりは敏感なので一瞬ずつ。 耳を触らせる 耳掃除・外耳炎チェックの前提。垂れ耳・毛が多い犬種は蒸れやすく特に重要。 歯みがきに慣れる 歯周病予防。3歳までに多くの犬がかかるため早期の習慣化が重要。 爪切りに慣れる 伸びすぎは歩行を痛め関節に負担。出血を防ぐため少しずつ慣らす。多くの飼い主がいちばん不安なケア。
知っておく知識
- 認知機能不全(認知症)のサイン 夜鳴き・徘徊・呼んでも反応が鈍い・粗相の再発など。気づいたら早めに獣医へ。
- 協調ケアがいちばん効く時期 あご乗せ・足を出すができると、増える点眼・投薬・通院の負担が激減する。
- 負荷を下げる工夫 練習は短く、段差は低く、床は滑らないように。痛みのサインを見逃さない。
- シニアこそ頭の刺激を 簡単なノーズワークや覚えた芸の軽いおさらいで、認知の衰えをゆるやかにする。