学習の仕組み

負の罰

ふのばつ / Negative punishment

犬が好きなものを「取り除く」ことで、その直前の行動を減らす仕組みです。

負の罰は、犬が困った行動をしたときに、遊びや注目など犬が欲しいものを取り除き、その行動を減らす仕組みです。「負」は「取り除く」という意味です。痛みや恐怖を与えないため、陽性強化を中心とするトレーナーも、陽性強化の次の手段として使います。

たとえば遊んでいる最中に強くかんだら、すぐに遊びを止めます。大切なのは、どの行動で楽しいことが終わったのかが犬にわかることです。その関係がわからないと、欲しいものがもらえない欲求不満から、かえって行動が激しくなることがあります。

負の罰だけに頼らず、してほしい行動(おもちゃをかむ、4本の足を床につけておくなど)をごほうびで増やすことと組み合わせるのが基本です。取り除いたあと、犬が望ましい行動をしたらすぐに楽しいことを再開すると、何をすればよいかが伝わりやすくなります。

例

あいさつで飛びつく犬に対し、飛びついた瞬間に声かけやなでるのを止めて横を向き、4本の足が床に着いたら声をかけてなでます。飛びつくと注目が消え、立っていると注目がもらえることがわかると、足を床につけたまま待つことが増えていきます。

よくある間違い

  • 時間がたってから取り上げ、何が原因かが犬にわからない
  • 取り上げるだけで、代わりにどうすればよいかを教えない
  • 家族によって対応がばらばらで、ときどき飛びつきに応じてしまう

この考え方で練習できること

あわせて知りたい言葉

学習の仕組みのほかの言葉

負の強化・消去バースト・古典的条件づけ・強化スケジュール(連続強化・間欠強化)

出典

← しつけ辞典の一覧へ

無料PDF・登録不要

子犬のしつけスターターブック

お迎え準備のチェックリスト、最初の4週間に教える順番、10のコマンドの教え方、書き込める練習記録表。

  • A4・22ページ
  • 印刷して書き込める
  • 登録不要