学習の仕組み

強化スケジュール(連続強化・間欠強化)

きょうかすけじゅーる / Schedules of reinforcement

行動に対して、どのくらいの頻度・タイミングでごほうびを出すかの決め方です。

強化スケジュールは、犬の行動に対してごほうびを「いつ、どのくらいの割合で」出すかのルールです。毎回ごほうびを出す連続強化と、ときどき出す間欠強化(部分強化)に大きく分けられます。間欠強化はさらに、回数で決めるか時間で決めるか、決まっているか変動するかによって、固定比率・変動比率・固定間隔・変動間隔の4つに分かれます。

連続強化は行動とごほうびの関係がわかりやすいので、新しいことを教えるときに向いています。ただし、毎回もらえていたごほうびが止まると、行動もやみやすくなります。間欠強化は覚えるまでに時間がかかる一方、身についた行動が消えにくく、いつもらえるか予測できない変動型では反応が安定しやすいとされています。

家では、新しい合図を教えるあいだは毎回ごほうびを出し、犬が安定してできるようになったら少しずつ間欠強化に切り替えます。フードのほかに遊びやほめ言葉を混ぜると、変化をつけやすくなります。なお、間欠強化は困った行動にも働くため、ときどき応じてしまうおねだりほどなくなりにくくなります。

例

オスワリを覚えたばかりの犬には、はじめは毎回おやつを渡します。確実に座れるようになったら、続けて渡す日もあれば数回おいて渡すこともある、と不規則にし、おやつのない回はほめ言葉で応えます。犬はいつもらえるかわからないため、毎回しっかり座るようになっていきます。

よくある間違い

  • 覚えきる前にごほうびを減らし、犬を混乱させる
  • 不規則のつもりが毎回同じ回数ごとになり、犬に読まれてしまう
  • 困った行動にときどき応じてしまい、かえって消えにくくする

この考え方で練習できること

あわせて知りたい言葉

学習の仕組みのほかの言葉

負の強化・正の罰・負の罰・古典的条件づけ・オペラント条件づけ

出典

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