ゴールデンドゥードルの値段相場と迎え方|ミニチュアも
「ゴールデンドゥードルはいくら?」と調べると、子犬の販売サイトの一覧と、「相場は20万〜30万円」「平均は65万円」といった、根拠の書かれていない数字が並びます。同じ犬なのに数字がばらばらで、何を信じればいいのか分からなくなります。
先に答えを書きます。2026年9月29日に確認した子犬の販売サイトの掲載では、5.5万〜44万円。多くは10万〜30万円です(ブリーダーナビ125頭、みんなのブリーダー105頭、ペットショップの検索サイトのペットミー31頭)。国内でゴールデンドゥードルを専門に繁殖するブリーダーの公開価格は、ワクチン代などを含めて**約22.6万円(長野県のFujita Kennel)〜41.8万円(山形県のGoldenDoodle/山形、女の子の一般募集価格)**でした。中立の機関がまとめた「相場」はないので、この記事では、公開されている実例をそのまま並べます。
そして、比べるべきは子犬の値段ではなく総額です。迎えたあとの飼育費は、アニコム損害保険の調査で犬1頭あたり年間41万3,416円(犬全体の平均)。子犬代が20万円でも40万円でも、1年目は子犬代に約41万円と迎える準備の費用を足した額になり、2年目からも毎年かかります。値段の差を生んでいるのは、世代(F1・F1bなど)、親犬の大きさ、月齢、健康検査、保証、価格に含まれるものです。この記事では、販売サイトの掲載、専門ブリーダー3つの公式サイト、北米ゴールデンドゥードル協会の基準、農林水産省と環境省のページをもとに、その差の中身を同じ物差しで並べます。
この記事で学べること
- ゴールデンドゥードルの値段の実例(販売サイト3つの掲載と、専門ブリーダー3つの公開価格。2026年9月29日に確認)と、1年目の総額の考え方
- ミニチュアは高いのか。値段に幅が出る6つの理由(世代・親犬の大きさ・月齢・色・健康検査・保証)
- ゴールデンドゥードルは大型犬なのか。北米の協会が決めている4つのサイズ区分
- 北米の協会が繁殖犬に求める健康検査と、それを使ったブリーダーへの質問
- 関東での探し方、輸入の条件、「譲ります」や保護犬で迎えるときに確かめること
今日やることは1つ。 気になっている子犬の掲載を1つ開いて、両親の犬種と体重が書かれているかを確かめてください。書かれていなければ、それが最初にブリーダーへ聞くことです。値段を比べるのは、そのあとで十分です。

記事執筆における出典
値段の情報は、ほとんどが売る側から出ています。この記事では、売る側の情報は「その日に何がいくらで載っていたか」という事実だけに使い、判断の物差しは売り手ではない一次情報から取りました。
- 子犬の価格の実例 ── 子犬の販売サイト(ブリーダーナビ、みんなのブリーダー)と、ペットショップの検索サイト(ペットミー)の掲載。2026年9月29日に確認した時点の数字で、掲載は日々入れ替わります
- 専門ブリーダーの価格・条件 ── GoldenDoodle/山形、SHONAN DOODLE(湘南ドゥードル)、Fujita Kennel の公式サイト(2026年9月29日に確認)。書いてあることだけを並べ、見つからない項目は「記載なし」としました
- サイズの区分、繁殖犬の健康検査、ブリーダーの倫理規定 ── 北米ゴールデンドゥードル協会(GANA)の公式サイト。犬種の普及を目的とする愛好・登録団体で、中立の研究機関ではありません
- 海外から犬を迎えるときの条件 ── 農林水産省 動物検疫所「犬、猫の日本への入国」(指定地域編・指定地域以外編)
- 販売時の対面説明、生後56日の販売制限、動物取扱業、マイクロチップ ── 環境省(動物愛護管理法の解説ページ)
- 飼育費 ── アニコム損害保険「2025最新版 ペットにかける年間支出調査」(同社のペット保険の契約者へのアンケート)
- アレルギー ── 米国ケネルクラブ(AKC)の解説
特定のブリーダーや業者をすすめることはしません。 名前を出すのは、公式サイトで裏が取れた価格と条件を読者が比べられるようにするためで、並びはおすすめの順ではありません。総額は公開価格を足し算した計算例です。健康の話は「協会の基準にこう書かれている」までで、個別の判断は獣医師に任せます。性格・欠点・飼い方は ゴールデンドゥードルの飼い方 で扱っています。
ゴールデンドゥードルの値段 ── 2026年9月29日の掲載と公開価格
「相場」として出てくる数字の多くは、販売サイトがその時点の掲載から出した平均です。サイトが示す平均も、約17.7万円(ペットミー、2026年8月の集計)から約22.5万円(ブリーダーナビ)まで違います。そこで、どこで、何頭が、いくらで載っていたかをそのまま並べます。
| 見た場所 | 掲載数 | 価格の幅 | サイトが示す平均など |
|---|---|---|---|
| ブリーダーナビ(子犬の販売サイト) | 125頭(うち関東41頭) | 8.3万〜44万円(1頭は「応相談」) | 平均22万4,835円(2026年9月29日時点、同サイトの表示) |
| みんなのブリーダー(子犬の販売サイト) | 105件(うち関東46件) | 12.8万〜38.5万円(税込) | ── |
| ペットミー(ペットショップの検索サイト) | 31頭(9月28日更新) | 5.5万〜42.68万円(税込) | 相場約17万円、平均約17万6,526円(2026年8月の集計、同サイトの表示)。関東は11頭で平均約14万4,383円 |
| GoldenDoodle/山形(専門ブリーダー) | ── | 一般募集 男の子39.5万円・女の子41.8万円。予約すると20%オフで31.6万円・33.44万円(税込、初回ワクチン・マイクロチップ込み) | サイズで価格は変わらず、性別で変わる |
| Fujita Kennel(ブリーダー) | ── | ミディアムの子犬 生体代20.9万円+ワクチン等1.65万円=22.55万円(税込) | 血統書なし |
| SHONAN DOODLE(専門ブリーダー) | 公式サイトの子犬一覧は「登録がありません」 | 公式サイトに記載なし | 問い合わせは電話で |
ブリーダーナビの掲載を、サイトの価格帯の絞り込みで数えると次のとおりでした。
| 価格帯 | 10万円以下 | 10万〜20万円 | 20万〜30万円 | 30万〜40万円 | 40万円以上 |
|---|---|---|---|---|---|
| 頭数(2026年9月29日) | 7 | 56 | 44 | 16 | 1 |
表から分かることは3つです。
- 価格が出ていた124頭のうち100頭が、10万〜30万円の範囲にありました。「20万〜30万円」とよく書かれるのは、この真ん中あたりを指しています
- いちばん安い掲載は、生後5か月以上の子でした。 ブリーダーナビの10万円以下の7頭はすべて生後5〜9か月で、多くは値下げの表示つき。みんなのブリーダーの最安12.8万円も、2026年3月生まれ(生後約6か月)の子でした。安さの多くは月齢で説明できます
- 専門ブリーダーの公開価格は、販売サイトの真ん中より上にあります。何世代も交配を重ねていること、サイズの選び方、引き渡しの条件など、価格に含まれるものが違うからです(下の比較表)
「平均65万円」のような数字も見かけますが、今回見た3つの販売サイトと3つのブリーダーの公開価格には、40万円台後半より上の掲載は1件もありませんでした。出典の書かれていない「相場」より、その日の掲載を自分で2〜3サイト見るほうが確かです。
総額で考える ── 子犬代+諸経費+毎年の飼育費
子犬の値段だけを比べると、何が含まれているかの違いを見落とします。公開価格にアニコムの飼育費を足した計算例です。
| 販売サイトの掲載例 | Fujita Kennel(ミディアム) | GoldenDoodle/山形(一般募集・男の子) | |
|---|---|---|---|
| 子犬代 | 5.5万〜44万円 | 生体代 20.9万円 | 39.5万円 |
| 子犬代に含まれるもの | 掲載ごとに違う。「総額表示」と書かれた掲載もある | ワクチン等 1.65万円は別 | 初回ワクチン・マイクロチップ込み。大阪での受け取りは3万円を加算 |
| 迎えるまでの合計(計算例) | 5.5万〜44万円+諸経費 | 22.55万円 | 39.5万円(大阪での受け取りは+3万円) |
| 迎えたあと、毎年 | 犬1頭あたり年間41万3,416円(アニコム、犬全体の平均) | 同左 | 同左 |
| 1年目の目安(上の2行の足し算) | 約47万〜85万円+諸経費 | 約64万円 | 約81万円 |
アニコムの年間41万3,416円の内訳は、ケガや病気の治療費8万9,120円、フード・おやつ8万29円、シャンプー・カット・トリミング料5万575円、ペット保険料4万4,879円、ワクチン・健康診断などの予防費3万4,024円などです。これは短毛の小型犬も含めた犬全体の平均(回答3,974頭、平均5.6歳)で、ゴールデンドゥードルの金額ではありません。プードルに近い伸び続ける毛の子は定期的なカットが必要で、体の大きいスタンダードはフードの量も増えるので、内訳は変わります。近くのトリミングサロンで、迎えたいサイズのカット料金を先に聞いておくと、実際の額がつかめます。
1年目は、ほかに最初にそろえる用品(お迎え準備のチェックリスト)と、残りのワクチンの費用も見込んでください。
なぜ値段に幅があるのか ── 6つの理由
同じ「ゴールデンドゥードル」でも、値段の中身は違います。掲載と公式サイトで実際に見えた違いを、理由ごとに並べました。
| 理由 | 掲載・公式サイトで見えたこと(2026年9月29日) | 確かめること |
|---|---|---|
| 世代(F1・F1b・多世代) | 掲載には「F1」「F1b」「マルチジェネレーショナル」の表記。44万円の掲載は「ミディアムサイズF1b」。GoldenDoodle/山形は2007年から世代を重ね、F1〜A3の記号を使う | 何代目か。両親と祖父母の犬種 |
| 親犬の大きさ | ペットミーの1ページ目30頭のうち27頭は、親の犬種が「ゴールデンレトリバー×スタンダードプードル」の表示。Fujita Kennel の子犬ページには、母ゴールデンレトリバー24kg・父トイプードル4.4kgと体重まで記載 | 両親の体重と体高 |
| 月齢 | 10万円以下の掲載は生後5〜9か月で、多くは値下げ表示つき | 生年月日。なぜその月齢まで家が決まっていないか |
| 色・性別 | GoldenDoodle/山形は女の子が2.3万円高い。販売サイトには「レア毛色」と書いた掲載も | 色は成長で変わることもある。価格の差の理由 |
| 健康検査 | 「遺伝子検査270項目以上クリア」と書いた掲載(39.8万円)もあれば、書いていない掲載も多い | 親犬の検査の種類と結果の書面(下の健康検査の章) |
| 価格に含まれるもの・保証 | Fujita Kennel はワクチン等が別。GoldenDoodle/山形は初回ワクチン・マイクロチップ込み。保証を書いていない公式サイトが多い | ワクチン・マイクロチップ・輸送・保証が含まれるかを書面で |
なお、ブリーダーナビのゴールデンドゥードルの欄には、アメリカン・コッカー・スパニエルを加えた交配だと説明する子犬も載っていました。販売サイトの犬種名は、中身の保証ではありません。 両親と祖父母の犬種は、掲載の文章ではなく親犬の情報で確かめます。
Illustration: BAUDOG(生成画像)
ミニチュアの値段は違う?
「ミニチュアは高い」という話を見かけますが、公開されている価格からは、サイズが値段を決めているとは言い切れません。
- GoldenDoodle/山形:トイサイズの子もスタンダードの子も、男の子39.5万円・女の子41.8万円で同じ価格。差をつけているのは性別
- Fujita Kennel:「ミディアム」と書いた子犬が22.55万円。両親はゴールデンレトリバー(24kg)とトイプードル(4.4kg)
- ペットミー:親の犬種が「ミニチュアプードル×ゴールデンレトリバー」と表示された1頭が42万6,800円で、31頭の中でいちばん高い掲載でした。ただし1頭だけなので、これで傾向とは言えません
- 販売サイト:みんなのブリーダーの掲載の見出しには「ミニチュア」と書いたものが見当たらず、ほかのサイトでも「成犬時10〜15kg予想」「大型犬でも小さめな16㎏〜予想」のように予想体重で書かれていました
ミニチュアを望むなら、値段より先に、両親の大きさと、ブリーダーがその子犬のサイズを何から見込んでいるかを聞きます。北米ゴールデンドゥードル協会は、ブリーダーによる子犬の成犬サイズの見積もりを「経験にもとづく推測」と書き、最終的なサイズは成犬になってから決まると説明しています。GoldenDoodle/山形も、必ず予定の範囲に収まるとは限らないので「大きくなっても小さくなっても構いません」と言える人に譲る、と書いています。
ゴールデンドゥードルは大型犬? ── 4つのサイズ区分
ゴールデンドゥードルは、使うプードルの大きさで体格が大きく変わります。北米ゴールデンドゥードル協会(GANA)は、成犬の肩の高さ(体高)で4つに分けています。
| サイズ | 体高(GANA) | 体重の目安(GANA) | GoldenDoodle/山形の目安(海外ブリーダーの参考体重) |
|---|---|---|---|
| プチ | 約35cm(14インチ)未満 | 25ポンド以下(約11kg以下) | トイ:8kg以下 |
| ミニチュア | 35〜42cm | 26〜35ポンド(約12〜16kg) | ミニ:8〜13.5kg |
| ミディアム | 43〜52cm | 36〜50ポンド(約16〜23kg) | ミディアム:13.5〜20.25kg |
| スタンダード | 53〜63cm | 51ポンド以上(約23kg以上) | スタンダード:20.25kg以上 |
※kgはポンドからの換算です。
つまり、スタンダードは大型犬、ミディアムは中型犬ほどの体格です。ペットショップの掲載の多くがスタンダードプードルとの組み合わせだったことを考えると、「ゴールデンドゥードル」とだけ書かれた子犬は、大きく育つ前提で考えるのが安全です。GoldenDoodle/山形は、スタンダードの繁殖でも、約15kgの子から50kg近くまで育った子がいると書いています。
気をつけたいのは、同じ「ミニ」「ミディアム」でも、ブリーダーによって指している体重が違うことです。上の表でも、GANAのミニチュア(約12〜16kg)と、GoldenDoodle/山形のミニ(8〜13.5kg)は重なりません。サイズは名前ではなく、体重と体高の数字で聞いてください。
大きさと暮らしの関係、運動量、毛の手入れ、寿命、欠点や「大変」と言われる理由は、ゴールデンドゥードルの飼い方にまとめています。「後悔」「精神疾患」「繁殖禁止」といった検索語の中身は、ドゥードル全体の話としてラブラドゥードルの「後悔」「異常」「繁殖禁止」は本当かで一次情報と照らしています。犬種の基本データは犬種辞典のゴールデンドゥードルへ。
Illustration: BAUDOG(生成画像)
国内の専門ブリーダー3つ ── 公式サイトの記載で比較
検索で上位に出てくる国内のブリーダー3つを並べます。書いてあるのは各公式サイトに載っていることだけです(2026年9月29日に確認)。並びはおすすめの順ではありません。「記載なし」は、サイトで見つからなかったという意味で、「していない」という意味ではありません。
| GoldenDoodle/山形 | SHONAN DOODLE(湘南ドゥードル) | Fujita Kennel | |
|---|---|---|---|
| 拠点 | 山形県遊佐町の犬舎。大阪府門真市に「G-Doodle/大阪」 | 神奈川県横浜市青葉区(DOGPLEX)。犬舎は2025年12月に千葉県成田市へ移転と告知 | 長野県安曇野市。ほかの犬種も繁殖 |
| 繁殖の方針 | 2007年からゴールデンドゥードルの改良を目的に繁殖と説明。F1〜A3の世代記号 | ゴールデンレトリバーとスタンダードプードルのミックス犬と説明 | 子犬ページに両親の犬種と体重(現在の子犬は母ゴールデンレトリバー×父トイプードル) |
| サイズ | トイ・ミニ・ミディアム・スタンダード | 記載なし | 「ミディアム」 |
| 公開価格 | 一般募集 男の子39.5万円・女の子41.8万円。予約で20%オフ(税込) | 記載なし | 生体代20.9万円+ワクチン等1.65万円=22.55万円(税込) |
| 価格に含まれるもの | 初回ワクチン・マイクロチップ。大阪での受け取りは3万円加算 | 記載なし | ワクチン等は別。血統書なし |
| 申し込みの流れ | 子犬希望登録 → 審査 → 予約 → 子犬選択 → 譲渡契約。子犬は生後2週〜1か月ごろに予約順で選ぶ | 電話で問い合わせ → 見学(生後1か月から、先着順) → 決定 → 契約・引き渡し | 記載なし(お問い合わせフォーム・電話) |
| 引き渡しの時期 | 生後2か月以降 | ワクチン接種後、生後60日以上 | 記載なし |
| 受け取る場所 | 山形の犬舎、G-Doodle/大阪、東北道・関越道のSA・PA | 記載なし | 記載なし |
| 主な条件 | 生後8か月までに不妊去勢、室内飼い、繁殖・転売目的は不可、第三者に譲るときは犬舎の承認。飼えなくなったら犬舎が引き取る | 記載なし | 記載なし(「飼い主に必要な10の条件」を掲載) |
| 親犬の健康検査 | 記載なし | 記載なし | 記載なし |
| 健康保証 | 記載なし | 「生命保障について」の項目あり(内容は今回確認できず) | 記載なし |
| 動物取扱業の表示 | 登録番号の記載あり。ただし表示されている有効期限(山形:2024年2月18日、大阪:2026年7月1日)は確認日の時点で過ぎている。表示が古いだけの可能性もあるので、更新後の登録番号と期限を問い合わせて確認 | 登録番号と登録期限の記載あり | 保健所の許可番号の記載あり |
表の数字や条件は変わることがあります。申し込む前に、必ず各公式サイトの最新のページで確かめてください。
表から読み取れる違いは3つです。
- 価格の差は、ほぼ「何世代目か」と「何が含まれるか」の差。 何世代も重ねた子犬を、条件つきで譲る形と、1代目の子犬を生体代+ワクチン代で売る形では、価格も契約の中身も違います
- 3つとも、親犬の健康検査の内容をサイトに書いていません。 検査は「していない」のではなく「書いていない」だけかもしれません。だからこそ、次の章の検査項目をそのまま質問に使ってください
- 迎えたあとの約束が違う。 不妊去勢の時期、手放すことになったときの引き取り、第三者への譲渡の制限などは、GoldenDoodle/山形のように条件として書かれている場合もあれば、書かれていない場合もあります。契約書で確かめます
Image: AI生成(BAUDOG)
関東で探すなら
- 販売サイト:関東の掲載は、ブリーダーナビで41頭(うち茨城県14頭・千葉県12頭・神奈川県9頭)、みんなのブリーダーで46件、ペットミーで11頭でした(2026年9月29日)。関東の子犬だけを絞り込む検索ページがあります(出典にリンク)
- 専門ブリーダー:SHONAN DOODLE は横浜市青葉区に拠点があり、犬舎を千葉県成田市へ移すと告知しています。GoldenDoodle/山形は、東北道・関越道のサービスエリア・パーキングエリアでの受け取りにも応じると書いています
- 販売サイトから遠方の子犬を迎える場合でも、国内の販売業者からは、事業所での現物確認と対面説明を受けてから契約します。みんなのブリーダーも、オンライン見学のあとに所定の場所で現物確認・対面説明を受ける必要があると案内しています
北米の協会が繁殖犬に求める健康検査
親犬の検査の物差しとして使えるのが、北米ゴールデンドゥードル協会(GANA)が会員ブリーダーに求めている検査です。ブリーダーに見せてもらうのは、子犬の健康診断ではなく、両親の検査結果です。
| 検査 | GANAの対象(GR=ゴールデンレトリバー、P=プードル、GD=ゴールデンドゥードル) | どんな病気か(GANAの説明) |
|---|---|---|
| 股関節 | すべて | 股関節形成不全。OFA・PennHIPなどの方式で評価 |
| 肘 | すべて | 肘関節形成不全 |
| 心臓 | GD・GR | 1歳以上で異常がないことの確認 |
| 膝蓋骨 | GD(全サイズ)・P | 膝のお皿(膝蓋骨)の脱臼 |
| 目 | すべて | 眼の検査(CAER)を2年ごと |
| 遺伝子:PRCD-PRA、GR-PRA1、GR-PRA2 | PRCD-PRAはすべて、GR-PRAはGD・GR | 進行性網膜萎縮症。目が見えにくくなる |
| 遺伝子:フォン・ヴィレブランド病Ⅰ型 | GD・P | 血が止まりにくい |
| 遺伝子:NEWS | GD・P | 新生子の重い脳の病気 |
| 遺伝子:魚鱗癬(ICH1) | GD・GR | 皮膚が厚くうろこ状になる |
| 遺伝子:変性性脊髄症(DM) | すべて | 脊髄の病気 |
GANAは、これらの遺伝子の病気は、原因の遺伝子を2つ受け継いだときに発症する型だと説明し、病気をなくすために交配の組み合わせに条件をつけています。検査で分かるのは親犬の状態と遺伝子の型までで、子犬が一生その病気にならない保証ではありません。それでも、「検査しています」という言葉ではなく、どの検査を、どの親犬に、いつ行い、結果がどうだったかを書面で見せてもらうことが、いちばん具体的な確かめ方です。
GANAの倫理規定は、ほかにも会員ブリーダーに次のことを求めています。日本のブリーダーに聞くときの目安になります。
- 遺伝性の命に関わる病気について、少なくとも2歳までの保証を出す。保証を使うために子犬の返還を求めない
- 「アレルギーが出ない」「毛が抜けない」を保証しない
- 子犬には、不妊去勢を書面で約束するか、渡す前に不妊去勢をする(繁殖の権利つきで売る場合を除く)
- ワクチン・駆虫・診療の記録と、協会の登録証明書を渡す
なお、GANAは会員ブリーダーに、犬舎名・入会年・検査のレベル・有効期限の入ったロゴを出していて、それ以外のロゴは会員の証明にならないと書いています。「協会の基準に沿っている」と言われたら、どの協会の、どのレベルかを聞いてください。
アレルギーについては、AKCも「本当にアレルギーが出ない犬種(や、かけ合わせ)はない」と説明しています。家族にアレルギーのある人がいるなら、医師に相談し、その犬種の成犬と過ごして反応を確かめてから決めてください。
環境省が定める「販売時に対面で説明する18項目」にも、**「親と同じ胎から生まれた子の遺伝性疾患の発生状況」**が入っています。国内の販売業者から迎えるなら、これは聞いてよいことではなく、説明される項目です。
Illustration: BAUDOG(生成画像)
迎える道ごとの確かめ方
ゴールデンドゥードルを迎える道は、主に4つです。法律や制度の細かい説明は、同じドゥードルの記事 ラブラドゥードルの価格と迎え方 に詳しく書いたので、ここでは要点だけを並べます。
| 国内のブリーダー | ペットショップ | 海外から輸入 | 「譲ります」・保護犬 | |
|---|---|---|---|---|
| 向いている人 | 両親に会って確かめたい | 近くで実物を見て決めたい | 北米などの協会所属ブリーダーから迎えたい | 成犬でもよい、犬種にこだわりすぎない |
| 確かめること | 第一種動物取扱業の登録番号、両親の検査結果、生後56日を過ぎているか | 同左。親の犬種・体重の表示があるか | 検疫の条件(下)、契約の相手、輸送費 | 登録・届出、生年月日と入手先、マイクロチップの登録証明書 |
| 法律の決まり | 事業所での現物確認と対面説明が必要。インターネット上だけで売買契約を成立させることは禁止 | 同左 | 日本側の販売・仲介業者にも登録の義務 | 実態が販売なら第一種の登録が必要(下) |
Illustration: BAUDOG(生成画像)
輸入するなら ── 米国・カナダからは生後約10か月以降
北米の米国とカナダは、農林水産省 動物検疫所の「指定地域以外」です(指定地域はアイスランド、オーストラリア、ニュージーランド、フィジー諸島、ハワイ、グアム)。指定地域以外から犬を迎えるには、マイクロチップ → 狂犬病予防注射2回以上(1回目は生後91日以降、2回目は30日以上あけて)→ 抗体検査 → 採血日から180日間以上の待機が必要で、到着の40日前までに届け出ます。生後91日+30日+180日を足すと、日本に着くのは早くても生後300日(約10か月)を過ぎてからです(計算例)。条件を満たさずに着くと、足りない日数の係留検査になります。子犬の時期を日本で過ごさせたいなら、この違いは大きく効きます。
実際に輸入するときは、動物検疫所の最新の手引書を読み、到着する空港の動物検疫所に事前に相談してください。
「譲ります」・保護犬で迎えるとき
ゴールデンドゥードルに保護犬や個人からの譲渡で出会えることもありますが、犬種を指定して待つ仕組みではないので、時期と地域しだいです。自治体の動物愛護センターや保護団体の譲渡の流れと費用は、保護犬を迎える|手順・費用・最初の1か月にまとめています。
個人や団体の「譲ります」の掲示を使うときは、連絡する前に次の点を確かめてください(環境省の説明にもとづく)。
| 確かめること | 理由 |
|---|---|
| 相手が、お金をとってくり返し犬を渡していないか | 営利で犬を販売(取次ぎ・代理を含む)するなら、第一種動物取扱業の登録が必要。「譲ります」の形でも、実態が販売なら登録番号を聞く |
| 保護団体なら、届出をしているか | 営利でなくても、飼養施設で犬を10頭以上扱うなら、第二種動物取扱業の届出が必要 |
| 生年月日と、どこから来た犬か | 答えられるかどうかが判断材料になる |
| マイクロチップの登録証明書を一緒に受け取れるか | 登録を受けた犬の譲渡しは、登録証明書とともに行う義務がある。証明書がないと、飼い主の変更登録ができない |
ワクチンの記録、健康状態、手放す理由も、会う前に聞いておきます。
ブリーダーに聞くこと・契約で確かめること
迎えるまでを5つの段階に分けます。どの道を選んでも、順番は同じです。
| 段階 | やること | 確かめること |
|---|---|---|
| 1. サイズを決める | 住まい・運動の時間・車に乗せられる大きさから、上限の体重を決める | スタンダードは約23kg以上(GANAの目安)。「ミニ」「ミディアム」は名前ではなく体重で |
| 2. 探す | 販売サイトの掲載、専門ブリーダーの公式サイト | 国内の業者なら第一種動物取扱業の登録番号 |
| 3. 聞く | 両親に会えるか、何世代目か | 両親の体重・体高、健康検査の結果の書面、どの協会の基準か |
| 4. 見る | 事業所で子犬の現物を見て、対面で説明を受ける | 生年月日と、引き渡し日に生後56日を過ぎているか。ワクチンの記録、マイクロチップの登録証明書 |
| 5. 契約する | 書面で | 下の5点 |
契約書で確かめたいのは次の5つです。
| 項目 | 確かめること | 目安 |
|---|---|---|
| 健康保証 | 期間と、対象になる病気・ならない病気。子犬を返さないと保証が使えないのか | GANAは会員に、遺伝性の命に関わる病気について2歳までの保証を求め、返還を条件にしないとしている |
| 価格に含まれるもの | ワクチン、マイクロチップ、輸送、血統書(登録証明書) | 今回の3つのブリーダーでも、含まれるものは違った |
| 不妊去勢 | 済んでいるか、いつまでにする約束か | GoldenDoodle/山形は生後8か月までを条件にしている。時期はかかりつけの獣医師と相談 |
| 手放すことになったとき | 引き取り・再譲渡を相談できるか | GoldenDoodle/山形は「当犬舎でお引き取り」と明記 |
| 支払いの時期 | いつ、いくら払うか。予約金は返ってくるか | 国内の販売業者は、現物確認と対面説明の前にインターネット上だけで売買契約を成立させることはできない |
聞いて答えが返ってこないときは、その答えそのものが判断材料です。 反対に、ブリーダーから住まい、留守番の時間、運動の時間、トリミングを続けられるかを質問されることもあります。答えを家族で用意しておくと、話が早く進みます。
迎える準備に使える無料ツール
- お迎え準備チェックリスト ── 迎える前から30日後までにやることを時期別に。印刷もできます
- フードの量・カロリー計算 ── 月齢と体重から1日の量を。スタンダードとミニでは量がまったく違うので、飼育費の見積もりにも使えます
体が大きくなる前から、引っ張らずに歩くゆるリードと、人のそばで落ち着く落ち着いてを練習しておくと、暮らしが楽になります。毛の手入れは、子犬のうちからブラッシングに慣れる練習を始めておきます。
Illustration: BAUDOG(生成画像)
相談を考える目安
次のようなときは、契約や支払いをいったん止めて、確かめ直してください。
- 両親の犬種・体重を答えられない、親犬に会わせてもらえない理由があいまい
- 親犬の健康検査の結果を、書面で見せてもらえない
- 「協会の基準」と言うのに、どの協会の、どのレベルかを示せない
- 生年月日があいまい、または生後56日を過ぎる前に引き渡すと言われる
- 国内の業者なのに、子犬を見せず、対面の説明もないまま契約や支払いを求められる
- 第一種動物取扱業の登録番号を示さない
- 子犬代に何が含まれるかを、書面の見積もりで示さない
- 「譲ります」の相手が、生年月日や入手先を答えられない、マイクロチップの登録証明書を渡せない
環境省は、生後56日を過ぎていない犬の販売や、生年月日の偽装が疑われる業者からの購入を控え、違反している業者がいれば都道府県などの動物愛護管理の担当部署に相談するよう呼びかけています。
よくある質問
ゴールデンドゥードルはいくらくらいしますか? 2026年9月29日に確認した子犬の販売サイトの掲載では5.5万〜44万円で、多くは10万〜30万円でした(ブリーダーナビの価格が出ていた124頭のうち100頭)。国内の専門ブリーダーの公開価格は、Fujita Kennel のミディアムがワクチン等を含めて22.55万円、GoldenDoodle/山形が男の子39.5万円・女の子41.8万円(一般募集、予約で20%オフ)です。値段の差は、世代、親犬の大きさ、月齢、健康検査、価格に含まれるものの違いから生まれます。
ミニチュアのゴールデンドゥードルは値段が高いですか? 公開されている価格からは、サイズで値段が決まるとは言い切れません。GoldenDoodle/山形はトイサイズもスタンダードも同じ価格で、性別で差をつけています。ペットミーでは、ミニチュアプードルとの組み合わせと表示された1頭が42万6,800円といちばん高い掲載でしたが、1頭だけでした。子犬のサイズは予想なので、値段より先に両親の体重と体高を確かめてください。
ゴールデンドゥードルの維持費はいくらですか? ゴールデンドゥードルだけの調査は見当たりませんが、アニコム損害保険の2025年の調査では、犬1頭あたりの年間の支出は41万3,416円(犬全体の平均)で、そのうちシャンプー・カット・トリミング料は5万575円でした。伸び続ける毛の子は定期的なカットが必要で、体の大きいスタンダードはフードも増えるので、この平均より上がることを見込んでおきます。迎える前に、近くのトリミングサロンでそのサイズの料金を聞いておくと確かです。
ゴールデンドゥードルは大型犬ですか? サイズによります。北米ゴールデンドゥードル協会の区分では、スタンダードは体高53〜63cm・体重51ポンド(約23kg)以上で大型犬の体格、ミディアムは43〜52cm、ミニチュアは35〜42cm、プチは約35cm未満です。ペットショップの掲載の多くはゴールデンレトリバーとスタンダードプードルの組み合わせで、大きく育つ前提で考えるのが安全です。
関東でゴールデンドゥードルのブリーダーを探すには? 2026年9月29日の関東の掲載は、ブリーダーナビで41頭、みんなのブリーダーで46件、ペットミーで11頭でした。専門ブリーダーでは、SHONAN DOODLE が横浜市青葉区に拠点があり、犬舎を千葉県成田市へ移すと告知しています。山形のGoldenDoodle/山形は、東北道・関越道のサービスエリアなどでの受け取りにも応じると書いています。どこで迎えるにしても、事業所での現物確認と対面説明を受けてから契約します。
ゴールデンドゥードルを「譲ります」や保護犬で迎えられますか? 出会えることはありますが、犬種を指定して待つ仕組みではないので、時期と地域しだいです。個人や団体の「譲ります」を使うときは、相手が実態として販売業者なら第一種動物取扱業の登録番号を、保護団体なら届出を確かめ、マイクロチップの登録証明書を一緒に受け取ってください(環境省の説明)。
安いゴールデンドゥードルには問題がありますか? 安いこと自体は問題の証拠ではありません。今回見た掲載では、10万円以下の子犬はすべて生後5か月以上で、多くは値下げの表示がありました。月齢が進んだ子を迎えるなら、どんな環境で育ち、人や音にどれだけ慣れているかを聞いてください(子犬の社会化)。親犬の検査結果や価格に含まれるものは、値段にかかわらず同じように確かめます。
ゴールデンドゥードルをアメリカから迎えられますか? できますが、米国やカナダは動物検疫所の「指定地域以外」なので、マイクロチップ、生後91日以降の狂犬病予防注射2回、抗体検査のあと、採血日から180日間以上待ってから日本に着く必要があります。計算上、日本に着くのは早くても生後約10か月以降です。輸送費と、条件を満たさずに係留検査になったときの費用負担も、契約前に書面で確かめてください。
最後に
ゴールデンドゥードルの値段は、5万円台から40万円台まで大きく開いています。けれど、その差の多くは、何世代目か、親犬がどれくらいの大きさか、月齢、そして価格に何が含まれるかで説明できます。数字だけを比べると、いちばん大事な「どんな親から生まれた、どれくらいの大きさになる犬か」が見えなくなります。
確かめる順番は、どの道でも同じです。サイズの上限を体重で決め、両親の体重と検査結果を書面で見て、事業所で子犬に会い、契約の中身を読む。そして子犬代ではなく、毎年の飼育費まで入れた総額で考えます。
迎えたら、最初の数日は新しい家に慣れてもらうことを中心にし(子犬を迎えた最初の1週間にやること)、社会化とブラッシングの練習を少しずつ始めます。最初に手応えを感じるのは、ブラシを見せた愛犬が逃げずに近寄ってきた日です。毛の手入れが一生続く犬だからこそ、その日が暮らしの土台になります。
まず今日、気になる子犬の掲載を1つ開いて、両親の体重が書かれているかを見てください。
出典
- ブリーダーナビ:ゴールデンドゥードルの子犬を探す(2026年9月29日に確認した掲載)
- ブリーダーナビ:関東でゴールデンドゥードルの子犬を探す(2026年9月29日に確認した掲載)
- みんなのブリーダー:ゴールデンドゥードルの子犬を探す(2026年9月29日に確認した掲載)
- みんなのブリーダー:関東のゴールデンドゥードルの子犬を探す(2026年9月29日に確認した掲載)
- ペットミー:ゴールデンドゥードゥルの子犬を探す(ペットショップの掲載、2026年9月29日に確認)
- ペットミー:関東のゴールデンドゥードゥルの子犬を探す(2026年9月29日に確認)
- GoldenDoodle/山形:トップページ
- GoldenDoodle/山形:F1/F1b〜A1 世代記号
- GoldenDoodle/山形:Doodle/SIZE
- GoldenDoodle/山形:Puppy(子犬と価格)
- GoldenDoodle/山形:Puppy/ご予約(価格表・申し込みの流れ)
- GoldenDoodle/山形:お譲り条件
- GoldenDoodle/山形:アクセス(見学)
- SHONAN DOODLE(湘南ドゥードル):公式サイト(子犬販売方法・店舗情報)
- Fujita Kennel:公式サイト(出産情報)
- Fujita Kennel:ミディアムサイズ ゴールデンドゥードルの子犬ページ(価格・両親)
- Fujita Kennel:Fujita Kennelとは?(会社概要)
- Goldendoodle Association of North America:Goldendoodle Sizes(サイズ区分、英語)
- Goldendoodle Association of North America:Health Testing Standards(繁殖犬の健康検査、英語)
- Goldendoodle Association of North America:GANA Breeder Code of Ethics(ブリーダーの倫理規定、英語)
- 犬、猫の日本への入国(指定地域編)(農林水産省 動物検疫所)
- 犬、猫の日本への入国(指定地域以外編)(農林水産省 動物検疫所)
- 第一種動物取扱業者の規制(環境省)
- 第二種動物取扱業者の規制(環境省)
- 対面説明が必要な18項目(環境省)
- STOP!生後56日までの犬猫販売!(環境省)
- 犬と猫のマイクロチップ情報登録について(環境省)
- 2025最新版 ペットにかける年間支出調査(アニコム損害保険)
- Does a Completely Hypoallergenic Dog Exist?(AKC:米国ケネルクラブ、英語)


