般化
ある場所で覚えた行動を、場所・人・状況が変わっても同じようにできるようにすること。
般化とは、ある場所や状況で覚えた行動を、ほかの場所や状況でも同じようにできるようになることです。犬は教わった場面とセットで行動を覚えやすく、「リビングのラグの上でのオスワリ」と「散歩道でのオスワリ」を別のものとして受け取りがちです。家ではできるのに外ではできない、という悩みの多くは、この般化がまだ済んでいないことが原因です。
合図の意味をどこでも通じるものにするには、場所・時間帯・人・周りの刺激などの条件を一つずつ変えながら練習を重ねる必要があります。条件が変わるたびに犬にとっては少し難しくなるので、そのつど成功しやすい状態からやり直します。この手順を何度か経験すると、犬は新しい行動も前より早く般化できるようになっていきます。
家では、まず静かな部屋で、10回中8回ほどすぐにできるようになるまで練習します。次に別の部屋、玄関、家の前の道、公園と、少しずつ場所を広げていきましょう。新しい場所ではいったんルアー(誘導)に戻したり、ごほうびの回数を増やしたりしてかまいません。
例
リビングではすぐ座るのに、動物病院の待合室では座らない犬。まず家の別の部屋、次に玄関、家の前と場所を変えて練習し、うまくいかない場所ではおやつで誘導し直してごほうびを多めに出します。練習を重ねるうちに、初めての場所でも合図だけで座れる場面が増えていきます。
よくある間違い
- 家で完璧にできるから外でもできるはずと考え、できないと「言うことを聞かない」と叱ってしまう
- 場所・距離・誘惑など、いくつもの条件を一度に難しくしてしまう
この考え方で練習できること
あわせて知りたい言葉
教え方の技法のほかの言葉
マーカートレーニング(クリッカートレーニング)・シェイピング・キャプチャリング・ターゲット・脱感作・拮抗条件づけ・馴化・環境管理・両立しない行動を教える


