教え方の技法

シェイピング

しぇいぴんぐ / Shaping

目標の行動を小さな段階に分け、少しずつ近づく行動を強化して完成させる方法です。

シェイピングは、最終的に教えたい行動をいくつもの小さなステップに分け、目標に少しずつ近づいた行動を順番に強化していく教え方です。「漸次的接近(逐次接近)」とも呼ばれます。はじめは目標に少しでも似た行動にごほうびを出し、段階を追って基準を上げていきます。

犬の行動には毎回少しずつばらつきがあるため、そのなかから目標に近いものを選んで強化すると、行動がその方向へ変わっていきます。正解の瞬間を正確に伝える必要があるので、クリッカーなどのマーカーと相性のよい方法です。犬が自分から行動を試すようになりやすく、ルアーで誘導しにくい複雑な行動も教えられます。

家では、始める前に目標までのステップを書き出しておきます。1つのステップが安定してから次へ進み、つまずいたら1つ前に戻ります。1回の練習は短くし、犬がいら立たないうちに成功で終えるようにしましょう。

例

「バイバイ(前足を振る)」を教える場面では、まず前足が少しでも浮いたらマーカーとごほうび、安定したら肩の高さまで上げたときだけ、次は足を動かしたときだけ、と基準を上げていきます。前足を上下に振る動きが安定してできるようになったところで、合図の言葉をつけます。

よくある間違い

  • 一度に大きく基準を上げすぎて、犬がどうすればよいかわからなくなる
  • 同じステップに長くとどまりすぎ、犬がそれで完成だと思い込む
  • 大きな行動ばかり待ち、細かく分けて強化できていない

この考え方で練習できること

あわせて知りたい言葉

教え方の技法のほかの言葉

ターゲット・キュー(合図)・般化・プルーフィング・脱感作・拮抗条件づけ・馴化・環境管理・両立しない行動を教える

出典

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