教え方の技法

キュー(合図)

きゅー / Cue

特定の行動をしてほしいことを犬に伝える、言葉や手の合図、周りの状況のことです。

キューは、「今この行動をすればごほうびがもらえる」と犬に伝える合図です。以前は「コマンド(命令)」と呼ばれていましたが、無理にさせる響きがあるため、今は「キュー」という言葉が広く使われています。言葉やハンドサインのほか、道路の縁石で座るなど、周りの状況がキューになることもあります。

犬は主に体の動きで伝え合う動物なので、ハンドサインや体の動きはすぐに覚える一方、言葉のキューには手間がかかります。飼い主が気づかないうちに、言葉と一緒に肩の動きや目線などの体の合図も出していて、犬は実はそちらに反応している、ということもよくあります。どんな環境でも合図どおりに確実に行動できる状態を「刺激性制御(キューのもとにある)」と呼びます。

家では、ルアーなどで行動の形ができてから合図の言葉をつけます。1つの行動には1つの言葉を決め、家族全員で同じ言葉を使いましょう。大声でくり返すと犬の興奮や不安を高めることがあるので、名前を呼んで注意を向けてから、落ち着いた声で一度伝えて待つのが基本です。

例

言葉だけでフセができるか確かめたいときは、手も目線も動かさずに「フセ」と言い、数秒待ちます。できなければルアーで助け、次は助けを少し小さくしていきます。これを繰り返すと、やがて言葉だけで伏せられるようになっていきます。

よくある間違い

  • 同じ合図を何度もくり返して言う
  • 家族ごとに違う言葉を使い、犬を混乱させる
  • 言葉と一緒に無意識のジェスチャーをしていて、言葉だけでは通じていない

この考え方で練習できること

あわせて知りたい言葉

教え方の技法のほかの言葉

マーカートレーニング(クリッカートレーニング)・シェイピング・ターゲット・脱感作・拮抗条件づけ・馴化・環境管理・両立しない行動を教える

出典

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