馴化
害のない刺激に何度も出会ううちに、その刺激への反応が小さくなっていくこと。
馴化(慣れ)とは、同じ刺激をくり返し、または長く経験するうちに、その刺激への反応が弱まったり、なくなったりすることです。ごほうびを使わない、もっとも単純な学習の一つとされています。新しいドライヤーの音に最初は吠えていた犬が、しばらくすると気にしなくなる、というのが典型的な例です。
馴化が起きるのは、その刺激が犬にとって「何も起きない、危険ではない」と分かったときです。ただし馴化はその刺激に限ったもので、ある音に慣れても別の音にまで慣れるわけではありません。また、しばらく経験しない期間が空くと反応が戻ることがあり(自発的回復)、刺激が犬にとって怖すぎる場合は、慣れるどころか反応が強まる「鋭敏化」が起きることもあります。
日常の物音や物ごとの多くには、特別な練習をしなくても自然に慣れていきます。ただ、雷や花火のように怖さの強い刺激は「そのうち慣れる」と放っておかず、様子をよく見ることが大切です。反応が回を追うごとに強くなっているなら、脱感作と拮抗条件づけに切り替えましょう。
例
引っ越し先で、週に一度のごみ収集車の音に驚いて吠える犬。飼い主は騒がずに見守り、毎回の反応の強さをメモしておきます。反応が回を追うごとに小さくなっていけば馴化が進んでいるサインで、逆に強くなっていくなら練習での対応が必要です。
よくある間違い
- 怖がっている刺激に「慣れさせるため」とくり返しさらし、かえって鋭敏化させてしまう
- 一度慣れた音に久しぶりに反応したとき、しつけが失敗したと考えてしまう(期間が空くと反応が戻ることはある)
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教え方の技法のほかの言葉
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